Chromebook(クロームブック)レビュー

まず、最初に管理人が購入したクロームブックは、以下のデルのクロームブックです。
Dell Chromebook 11 ノートブックPC (Cel2955U/2GB/16GB/11.6インチ/ChromeOS) Chromebook11 15Q31
Dell Chromebook 11 ノートブックPC

DELL(デル）のパソコンは会社でも使っているし、特に海外メーカーを毛嫌いしているわけではないので問題なく購入に至りました。

クロームブックは未だ日本ではブームになっていませんが、アメリカでは結構流行っているらしいです。日本で買うとそこそこの値段がしますので、ウィンドウズの安いタブレットなどの価格帯と競合しているので一般の人はウィンドウズの方を購入するのでしょう。

家電量販店のビックカメラで購入したのですが、やはり購入する人はごくごく一部の人で売り場の片隅でひっそりと置いてありました。

しかし、クロームブックには強烈な武器があります。

(1) 呆れる早い

本当に早いです。今までパソコンがなんだったんだろう。起動から検索までウィンドウズとは比べ物にならないほど早いです。ウェブ用端末に作られ、グーグルクロムに最適化されているだけのこともあり呆れるほど早いです。

購入するときに、やっぱりメモリは多くて4GBないときついだろうなと思いましたが、僕の使い方では動画を複数開くこともないし、ブログやウェブの閲覧、複数タブを開いたところで10個ぐらいの物ですから、処理が滞って重いなぁと感じたことが今まで一度もありません。（購入したのは2015年初旬になります。）

検索するには、普通のPCではキーボードにCapsLockがある位置が検索キーになっており、そこを押して、検索ワードを入力してエンターキーを押せばグーグルクロムに反映されます。

どんな処理をこなしている時でも、ふと思い立ったワードを2ステップで検索することができるので、キーボード派にはたまらない仕様になっています。
タッチパッドも普通にこなせられますが、キーボードの方が断然早いです。管理人もipad airを持っていますが、それとは検索するまでのスピードが違いすぎます。

あくまで、ipad airはビューア用であり、クロームブックは、文字の入力、例えばブログの更新や簡単なプログラム、ウェブの閲覧に適した端末であるといえます。

ウェブサイト作成は、クロームブックで文字入力をして、HP作成などはウィンドウズで行いました。管理人の環境では文字の入力とHP作成は別環境でこなしていますので、このような使い方になりますが、ブログを主に運営されていた記事の更新用に使うのであれば最適な端末でしょう。

(2) グーグルドライブの容量が増える

クロームブック購入者にはグーグルドライブストレージの使用容量が100GB増加されます。
これについては必要な人はうれしいと思います。

管理人はグーグルドライブをそこまで活用していないので有り難みは薄かったですが、オンラインストレージで色々と悩んでいる人はこれを契機にグーグルドライブで一元化することで悩みが解消されるかと思います。

次に不満点が幾つか出てきています。
実際に使ってみた感想ですので、参考にして下さい。

(1) 日本語のアドオン＆アプリが少ない

まだまだグーグルアプリやアドオンが少ないと感じます。なんでもこなせるウィンドウズとは違い限られた中での自由という感じがします。アプリが今後増えていけばその問題も解決されると思いますが、現状では少ないです。

(2) ローカルのストレージが少ない

これについては、カードスロットがありますのでそこに重いデータを入れておけば問題ありません。容量が大きい動画などを持ち歩く人はつらいと思いますが、音楽等であれば全然問題ありません。思いの外容量が少なくて困るという自体は起こっていません。

(3) 開発環境が整わない

これは管理人だけの問題かもしれませんが、一応当初の予定として、「文字入力」「ウェブ検索」「HP開発」を目論んでおりました。しかし「HP開発」だけは、未だ定番のFTPやテキストエディタ等が存在しておらず、これだと思ったものを見つけておりません。

今の所「HP開発」で使いやすいと思ったアプリは、グーグルが作った「Chrome Dev Editor」です。これもまだ開発版らしく、そもそもアプリ等を開発するようの物ですが、HTMLを書くのにも問題なく使用することができます。

(4) Dropboxとの連携もまだまだ

上記の開発環境の続きですが、Dropboxとの連携がまだまだです。開発用のものをウィンドウズでもMacでもChromeでも共有したいので、Dropboxを主にして開発をするにはまだまだ環境が整っておりません。テキストを入力するだけであれば、Writeboxでシンプルに文字だけまとめることは可能です。他にもグーグルドキュメントでもいいだろうし、エバーノートでもなんでもテキストの情報は纏めて管理することは問題ないと思います。

(5) ドラックがしにくい

これはなぜか分かりませんが、トラックパッドでのタッチ操作でのドラックができません。カチッとクリックしてドラックはできるのですが、MACのようにタッチだけでササッと範囲選択することができないので若干いらっとしています。文句があるとすればそこだけです。

今のところ以上の点が気になる所です。

正直な所、欠点の方が多いですが、それをすべて上回るほどの早さです。
価格も3万だせば買えますので、キーボードの配列などを考えればとりあえずデルのクロームブックを買っておいて、次のモデルを待つというスタンスが一番だと思います。

まだ早いなと感じる人は待てばいいと思います。
新しい12インチのマックブックが発表されましたが、クロームブックを使いなれた管理人からすればおそらくMACのように高機能な物は必要ないと思います。

安くて軽くて早すぎるクロームブック。買って後悔なしのベストバイでした。